【酒レポ 2018年の11本目】恵那山 純米吟醸 ひだほまれ はざま酒造(岐阜県中津川市)
■原材料名:米(国産)・米麹(国産米)
■使用米:ひだほまれ100%使用
■精米歩合:50%
■アルコール分:16%
恵那山は穏やかに香るフルーツのような吟醸香。
口当たりが良く、沸き立つような味わい。
米本来の持つ甘みを引き出した中津川の清流を
彷彿とさせる軽やかな余韻。
味と香りのバランスをお楽しみいただけるお酒です。(公式HP)
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直接、はざま酒造さんに伺って
購入したお酒です。
淡いレモン色に色づいた液体から
清涼感のある吟醸香が漂います。
口に含むと、程よい甘味と酸味、
コメの甘みと旨みが渾然一体となって
陽気なハーモ二ーを奏でます。
酒造さんで、仕込み水を飲ませて
いただきましたが、驚きました。
「うちの仕込み水は超軟水なんです」
と言われ、
はてさて、水の軟らかさなんて
素人の僕にわかるんだろうか、と
半信半疑で飲んでみましたが…
「ほんとに軟らかいっ!!!」
と、知ったかぶりとかじゃなくて
マジで口走りました。
今までに飲んだことのない水でした。
軟水というのは、ミネラル分が
あまり含まれていない水なのですが、
軟水が日本酒作りに適しているのは、
酒作りの過程でコメの成分を
水に溶け込ませるプロセスがあり、
その際に軟水の方が成分をより多く
包含できるから、ということでした。
そんな超軟水を使っているこの恵那山。
仕込み水を飲んだことのある人なら、
納得のやわらか~いお酒です。
口当たりの優しさは抜群です。
お水のように飲めてしまう、
恐ろしいお酒です。