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【信頼とは何か?】

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来週のまーけてぃんぐ勉強会に向けて、

『TRUST - 世界最先端の企業はいかに

「信頼」を攻略したか』

を読んでいます。

 


第1章「信頼の壁を飛び越える」では、

そもそも信頼とは何か、

信頼の定義について語られます。

 


まずは辞書的な意味を確認しましょう。

 


しんらい【信頼】

 


( 名 ) スル

ある人や物を高く評価して、

すべて任せられるという気持ちをいだくこと。

 「部下を-する」 「 -を裏切る」

 「 -性」 「 -度が高い」 「 -が置けない」

 〔類義の語に「信用」があるが、

「信用」はうそや偽りがなく確かだと信じて

疑わない意を表す。それに対して「信頼」は

対象を高く評価し、任せられるという

気持ちをいだく意を表す〕

 


それに対して、『TRUST』の中の表現を借りると

 


「信頼とは、恐れをもたらす何かよりも

望ましい何かを(他者から)受け取るであろう

という自信である」

 


とあります。

つまり、誰かを信じて頼った結果

好ましい結果が得られるであろうと

信じている、ということです。

 


「信頼に足る人物」というのは、

「あの人を信じて頼れば、

必ず好ましい結果が得られる」と

信じることができる人物、ということですね。

 


この言葉からは、信頼「する」側が、

信頼「される」側よりも情報量が少なく、

詳細な部分や専門的な部分は

相手に任せているという様子が伺えます。

 


これを、「信頼に足る企業」

「信頼に足る商品」という言葉に置き換えれば、

ビジネスにおいて信頼を勝ち取ろうとするとき、

どんな状態を目指せば良いのか、

少し見えて来る気がします。

 


つまり、お客様が商品や企業を

「信頼する」ということは、

100%の理解ができない対象に対して、

目に見える部分を判断基準にして

目に見えない部分も「大丈夫だろう」と

検討を停止して任せている状態でしょうね。

 


では、どうしたらそんな状態が

作り出せるのでしょうか。

引き続き、読み進めていこうと思います。

まーけてぃんぐ勉強会の詳細は

こちらをご覧ください。


https://www.facebook.com/events/255695455143232/?ti=icl