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【酒レポ 2018年の10本目】小左衛門 純米吟醸 備前 雄町 中島酒造(岐阜県瑞浪市)

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■原材料:米(国産)、米麹(国産米)

■米品種:備前雄町100%使用

精米歩合:55%

■製造年度28BY

■蔵内処理:瓶燗急冷

■アルコール度数:15.5%

■日本酒度:ー1

■酸:1.5


純米吟醸 備前雄町」通称“白ラベル”火入れ。 

美山と並ぶ小左衛門の代表酒のひとつです。

口に含むと雄町特有の柔らかい旨みと

心地よい吟醸香が優しく広がります。

ふっくらとしたなかにもキレを感じさせる酒です。

人気ゆえに2014年に一時品切れを起こして

ご迷惑をおかけしましたが、2015年以降、

2016,2017年も量産し通年商品として

対応可能になっています。販売中! (公式HPより)


***


少し前にレポートしたのは

信濃美山錦」という

米品種を使った小左衛門。

今回は「備前雄町」を使った

小左衛門なので、原料違いということに

なります。


昨年、醸し人九平次を作る

萬乗醸造の久野社長のお話を

伺って以来、日本酒の勉強を

しているわけですが、

そのとき久野社長が仰っていたのが、

「軸を持って飲み比べると、

勉強になりますよ」ということ。


軸というのは、評価軸。

例えば同じ米品種や産地、

作り方のお酒を飲み比べることで、

違いを理解できるようになるよ、

ということですね。


ですので今回で言えば、

同じお酒でも米品種が変わると

味がどのように変わるのか、

勉強できるわけです。


結論からすると、

もう全然違いますね。


コスパの高さや飲みやすさは

確かに共通していますが、

味の濃さというか、コクの深さや

余韻の長さは断然こちら。

日本酒飲んでるなっていう、

満足感があります。


もともと雄町は味に力強さがあり、

凝縮感のようなものが出やすい米。

この小左衛門雄町も、

口に含んだ瞬間、凝縮された

コメの旨味がブワッと口の中を

満たしてくれますが、

そこからはスーッと切れて、

余韻は程よく穏やかな感じ。


塩辛みたいに味の濃い肴と合わせて、

食べ物に負けないけど、

切れ味はよいので飲み疲れない。

そんな飲み方が良いのかなと

思いました。


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