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【「あるある」から始まるビジネス】独身限定習い事ポータルサイト「アローハ」のコンセプトが面白い

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今日の日経MJの記事の中で、

個人的に気になったもの。

独身限定の習い事ポータルサイトという

客層の絞り方が面白いサービス「アローハ」。

 


「婚活に必死になるのはなんか違う」

「趣味や関心が近い人と、自然に知り合いたい」

「習い事を始めたいけど、

クラスメイトと話が合わないと辛い」

 


こんな“気分”を捉えたサービス設計が、

「アローハ」の特徴。

運営しているのは婚活支援事業を展開する

「マハロー」。

登録されている習い事の数はまだまだ少なく、

サービスとしての独自性なども

あまり感じることはできませんが、

顧客ターゲットの絞り込み方が

「あるある」な感覚を捉えていて、

面白いなと思いました。

 


そして、「独身以外でも

登録できちゃうんじゃないの?」

という疑問に対しては、

「独身であることが虚偽であった場合、

違約金として30万円を支払う」ことに

あらかじめ同意させるという、

ざっくりとした荒技(笑)。

色々実験段階なんだろうな、という感じ。

 


磨き上げられたサービスではないものの、

「たしかにそういうことあるよね」という

「あるある感覚」を捉えたサービスって、

僕はこれから増えてくると思っています。

「昔みたいに年齢や性別で

ターゲット設定ができなくなった」と

よく言われます。

だから、多くの人が共感する気分を軸に

コンセプトを絞ってサービス構築するのが

大事になってくるんだろうな、と。

 


この「アローハ」については、

登録コンテンツの充実が急務ですが、

その後ユーザー数が増えるかどうか、

あるいは競合サービスが出てくるかどうか、

という今後が気になります。