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「誰にでも、勝てる所がきっとある」 中田敦彦 講演会

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2/8(木)、大須コワーキングスペース
Minna no kaisha にて開催された
オリエンタルラジオ中田敦彦 講演会に
行ってきました。

わずか1時間の短い時間でしたが、
濃い内容が詰まった、
刺激に溢れる時間でした。

以下、印象に残った話を記載しておきます。

 

***

 

(1)「人と違う」ということに不安を感じたら、
自分の中の武器を見つけるチャンス

 

人と違う、周りから浮いてしまうことに
不安を感じることはあると思う。
でもそれは、自分と他の人の違いに
気づく瞬間でもある。
それは、他の人にはない自分の武器に
気づくきっかけになる。

 

(2)人に理解されないのは、そこにオリジナリティがあるから

「お前、何考えてるの?」と言われたら、
それはあなたのオリジナリティ。

自分の考え方や感じ方が、他の人にないものだから。
それをどう活かすかを考えよう。

 

(3)向いていないことを頑張っても、トップにはなれない

 

努力をして80点を取れるようになるかもしれない。
でも、100点を取れるのはやっぱり向いてる奴。
勉強でもスポーツでも、飛び抜ける人というのは
それに向いてる人。
自分が向いてるフィールドで努力した方がいい。

 

(4)相方の持つ良さが、最初は分からなかった

 

藤森くんは、とにかく真面目で、
初めて会った時はメガネでもなかった。
今とは全然キャラが違う。
彼の持ち味も、最初はわからなかった。
その人の持つ才能を見極めるのはムズカシイ。

 

(5)人の才能を見極めて、適切に配置するのはとてもムズカシイ!

 

才能を見極めて、その人が一番輝く場所に
配置するのはとてもムズカシイ。
RADIO FISHの6人を
うまくコントロールするだけで手一杯。
100人単位をマネジメント出来る人は天才。

 

(6)短所のある人をよく観察してみる

 

「優柔不断」「メンタルが弱い」と
言われている人とよく話したら、
ものすごく優しい人なんだと気づいた。

 

(7)ジブリ鈴木敏夫プロデューサーに学ぶ「人の才能の引き出し方」

 

ジブリの代表作「もののけ姫」で、
鈴木Pは宮崎駿監督の大好きな「飛行機」を
封印させた。
その制約のストレス(?)を発散するために、
サンが崖から急降下する代表的なシーンが生まれた。
人の創造力の引き出し方に脱帽する。

 

(8)制約が多い時にこそ、面白いものが生まれる

 

「自由にやりたい」という人は多いけど、
実際は制約があった方が、
なんとかその制約を超えていいものを作ろうとして
新しいものが生まれたりする。

 

(9)歌えない、踊れない人がセンターで目立ちたいと

思ったから、PERFECT HUMANは生まれた

 

制約から生まれた事例が、PERFECT HUMAN。
僕は歌も踊りもヘタ。
でもセンターで目立ちたかった。
どうすればいいかと必死に考えて、
PERFECT HUMANは生まれた。

 

(10)最近の関心は、「いかに奥さんを笑顔にしながら

結果を出すか」

 

PERFECT HUMANがヒットして、
仕事が増えて、自分はテンション上がったが、
忙しくなることに奥さんは複雑な顔をした。
仕事はしたいけど、それで家族の笑顔が
減るのは本望じゃない。
どうすれば仕事と家庭を両立できるかが、
今の関心ごと。

 

(11)仕事と家庭の両立という制約が、
きっとまた新しいものを生み出す

 

仕事と家庭の両立は、自分にとって
新たな制約であり、新たなチャレンジ。
新しい発想を生んでくれると信じている。

 

(12)みんな自信がない、だから自信家が好かれる

 

「I’m PERFECT HUMAN」とかいってると
つっこまれることもあるけど、
受け入れられている感じがする。
みんな、自分に自信がないけど、
本当は自信を持ちたいと思っている。
それが、自信家が好かれる土壌。

 

(13)「絶対にこうなりたい」というのは
思い込みに過ぎないかもしれない

 

「絶対に写真家になりたい」とか、
目標を持つのはいいことだと思うけど、
本当に写真家にならないとできないことが
したいのか?
他にもやり方は色々あるんじゃないか、と思う。
むしろ、「絶対に」という思いは
視野を狭くしてしまうかも知れない。

 

(14)人生100年時代は、人より先に
その人の仕事が死ぬ時代かもしれない

自分の仕事が一生存在するとは思わない

これからは寿命が延びる上に
世の中がどんどん変化して、
今まであった仕事がずっとあるとは限らない。
自分が死ぬ前に、自分の仕事が死ぬこともある。
だから、「これが自分の仕事」と
限定してしまうのはリスクじゃないか。

 

***

 

せっかくなので、会場に売っていた
あっちゃんの書籍「天才の証明」も買いました。
彼の考え方がとてもわかりやすく記されています。

彼の考え方の前提は、
「誰もが、他の人にない才能を持っている。
それをどこでどう生かすかを
一生懸命考えよう。」という、
リソースFirstの思考。

1時間、熱いトークを繰り広げてくれた
あっちゃんの声を脳内再生しながら、
書籍も読んでみようと思います。

素晴らしい講演会を開いてくれた
minna no kaisha のみなさん、
ありがとうございました!

 

 

 

天才の証明

天才の証明