SNOW FLAKE BLOG - マーケティングとブックレビュー -

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お金も前例も参考事例は要らない。地域活性化に向けて最新IT技術を活用する北海道東川町の事例。

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日経MJ 4/8号に、

人口約8,000人の北海道の町の、

最先端のITを使った町おこしの事例が

紹介されています。

 

北海道東川町は、

独自のIC式ポイントカードを発行していて、

町内の100を超える加盟店で

ポイントが使えるだけでなく、

町の施設を使ったり

町のイベントに参加することで

ポイントをもらえる仕組み。

 

町立の日本語学校では、

留学生たちに奨学金として

8,000円分のポイントを毎月発行。

 

町の様々な加盟店や行政サービスを

ポイントカードでつなぐことで

1つの経済圏を作り上げている。

 

今後はこのポイントカードに加えて、

町が仮想通貨を発行したりして、

外部の資金を調達してまちづくりに活かす、

そんな事例の先陣を切りたいとのこと。

 

町長の考え方は、

「予算がない、前例がない、

よそがやってない、を理由にするな。

やってないからチャンスがある。」

 

今は、とにかく変化の早い時代。

組織の規模が小さいことが

「スピーディに物事を進められる」

という最高のアドバンテージになる。

(執筆者 神田昌典氏)

 

***

 

「前例がない、リソースがない、

ベンチマーク先がない」

という3つの「〇〇ない」に

ぶち当たった時こそ、

それをやりきった先に

先行者利益がある、

ローコストのオペレーションが組める、

競合のないブルーオーシャンがある」

と考える、切り替えが出来たらいいかも

知れないですね。