SNOW FLAKE BLOG - マーケティングとブックレビュー -

分かりやすいマーケティング解説と、読む価値のある本のブックレビュー

【広告は嫌われてはいない。では、何が足りないのか?】

(引用)
ということは、ネット広告は本気でブランディングを目指さなくてはいけないのだと思います。たぶんこれからは、そういう広告しか儲からなくなる。儲からない広告はAIだかなんだかに任せて、ブランディング提案に本気で取り組む時代に突入したのです。
https://www.advertimes.com/20180305/article266773/

***

 

引用箇所はやや小難しいですが、


ネット広告に限らず、広告全般について、


僕が感じるのは、

 

 

=====================
もう消費者は広告に
インフォメーションを求めていない。
求めているのはストーリー。
=====================

 

ということ。

 

昔は、革新的で、多くの人の生活を


よりよくしてくれる新商品の存在を


一斉に消費者に知らせてくれるという点で、


インフォメーション広告は


それなりに世の中に貢献していた。

 

でも今は、そんな万人にとって革新的で


魅力的な新商品は滅多に出てこない。


だから、インフォメーションの価値は


どんどん下がってきている。

 

 

一方で、人生や生活を豊かで充実した


ものにしたいという欲求は、


相変わらず消費者の中に存在する。

 

 

だから、これからの広告は


その消費者ニーズにもっと真摯に


応えていかないといけない。

 

 

では、どうすれば広告は消費者が


人生を豊かにすることに貢献できるのか。

 

それこそ、インフォメーションではなく


ストーリーを伝える、ということだと思う。

 

 

その商品がある生活は、どんなに楽しいか。


そのサービスを受けることで、


自分の人生がどう輝きを増すのか。


そんなことを、伝えていかないといけない。

 

 

感覚的には、洋服を買うときに近いと思う。


アパレルショップに入り、


ハンガーにかかっている服を眺めながら、


「この服を着た自分は、どんな姿だろう?」


「まわりにどんな印象を与えるだろう?」


「着ることで、どんな気持ちになるだろう?」


と考える、あの感覚。 


そして、その服を着ることで、


なりたい自分になれたり、


気分が変わったり、といった、


感情を味わえそうなら、その服を買う。

 

そういった未来の想像をサポートするのが、


ストーリー広告の役割だと思う。

 

 

ネットかテレビか、というのは関係ない。


広告というものの社会的意義が、


変わりつつあるんじゃなかろうか。

 

 

一方で、ストーリー的な広告や


ブランディング広告は、効果測定が難しい。


広告費にいくら使って、


売り上げがいくら上がったか、


よくわからない。


この、費用対効果の問題がクリアになると、


広告の進化は次のステージに上がるんでは


なかろうか。

 

 

***

 

 

事前知識不要!専門用語なし!


初心者でも楽しくマーケティング


学べる朝の勉強会やってます。

 

Good Morning Marketing

〜朝からマーケティング勉強会〜

 

・次回の開催予定は3/24ですhttps://www.facebook.com/events/189945541780563/?ti=icl